ホメテヤラネバ

見たもの聞いたものを褒めるブログ

2019春アニメ 出だし

昨日書くつもりでいたもの。

 

言いたいことは昨日言った 

 

  • さらざんまい

一話だけで……いや正直、開始三分だけで“圧倒”されたね。日本のアニメでしかできないことをコテコテに盛り合わせてる、それだけで私は評価したい。

まったく前情報皆無で観たんだけど、数十秒で「あ、さてはオメー幾原邦彦(54)だな?」ってなる視覚効果には脱帽だ。見せたいものをドカーンと持ってきて、しかもそれを毎週放映の地上波アニメでやって見せるとかなんなんだよ。おっかねえよ。生粋の表現者だよね。老いてなお進歩してやがる。

 

ストーリーはなんぼでも考察できるタイプ。

なぜ舞台が浅草で、カッパが中心的なモチーフで、秘密や欲望ってものがテーマに据えられたのか。間違いなく、それぞれに意味がこめられてるんだろう。タイトルもそうか。さら=晒、つまり晒三昧なのかな、とか。

それらを解釈していく楽しみもあるだろうし、きっともう考察班とかできてるよね。謎解きコミュニティが自然発生して、いろんな人がそこに混ざっていけるのは、こういう作品の強みだよなあ。

私は自分の解釈を持ちたいし、少なくとも完結するまでは他人の考察は見ないようにするつもりだけど。

 

このアニメは確実に最後まで追っかけるよ。

気がかりなのは、キービジュアルに女の子がいないこと。RobiHachiもそうだけど、今の時代に美少女抜きでかつ腐女子向けでもない作品って、商業的に成功できるのかな。ピンドラでさえ、陽毬と苹果がいなかったら視聴続けなかったって人がいると思うんだけど。

いやあるいはこれも、「美少女なんて本当はTVの中くらいにしか存在しないだろ」という構造上のメタファーだったりして……なんてね。

 

 

  • RobiHachi

 偏差値が20下がった『ブレードランナー』みたいな街並みだけで、ちょっと楽しくなってきちゃったよ。思いっきり躁にハンドル切ってる感じがいい感触だ。ロビー・ヤージにハッチ・キタにハッコーネ……。言ってるだけで楽しくなってくるでしょこんなの。パッショーネとハッコーネで韻が踏める。

 

二話のアホっぽさになんかこう安心感覚えたから、もうしばらく見続けようかなって思えたんだけど、だからこそだいぶ損してるよね、これ。

実際はそんなことないのに、キービジュアルはちょっと腐向けっぽいし。二話のドタバタ感が持ち味になりそうだからこそ、勧めるなら「二話まで観て」って言わざるを得ないし。そこがどうももったいない印象ある。

もしかしたら、ベースにした弥次喜多道中をリスペクトした結果なのかもしれないけどさ。Twitterの公式アカウントのフォロワー数を見てると、思うところはある。もうちょっと期待されてもよさそうなもんだ。

 

こういうアホに努力値全振りみたいな作品って、パシリムみたいに監督の手腕ひとつで良くも悪くもなるイメージあるけど。高松信司なら安心してよさそうだ。信じを信司ろ。銀魂はもちろんだし、私はガンダムXだって好きだぞ。

 

 

  • Fairy gone フェアリーゴーン

ダークファンタジー……なのかな?

妖精のデザインは文句ない。影のある未確認生命ってだけで、引き込まれる人は引き込まれちゃうよね。元は空飛ぶキラキラクリオネなのにさ。あと背景も凝ってる。

3、4話でなんか爆弾があると、一気に覇権レース首位に出てきそうな雰囲気はある。このままの雰囲気で行くのかな。もう少し様子見。

 

あと主要キャラの苗字がアンダーバーなのはどうしても笑ってしまう。呼ばれるたびにちょっとクスっとくる。フリー_。

 

 

お噂はかねがね……みたいなゲームだよね、原作。Serial experiments lainともども、「いつかプレイしてみたいなあ」と思ってた。そしたらいつの間にかアニメになってるんだもんなあ。

二話まで観た感じだとこう、初めてBTTFのpart 1やエピソード4を観たときの気持ちを思い出す。ああ、これが王道の道標になったんだな、的なやつ。

 

このアニメの主眼はどこにあるんだろう? すでに売っているゲームの販促なのか、古参ファンへの訴求か、アニメだけでの完結性を重視しているのか。今んところはどれとも取れないよね。どれになるにせよ、一定の人気は得られそうな感じ。

関係ないけどlainアーカイブスって出ないもんですかね。

 

 

  • キャロル&チューズデイ

まだ観てないけどすげー気になってる。配信がNetflixだけってのがなんともね。

 

 

特にオチも思いつかないのでこのへんで。